魔法の庭は科学室

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2017年4月9日日曜日

グラス類の管理(冬〜夏

Management of grass


晩秋まで美しいグラスたち。
グラスは育てやすく美しく迫力があります。
冬まで美しい葉色で
初雪の頃には幻想的です。

育てるのも簡単です。
我が家には
カレックスブキャナニー
フェスツカグラウカ
ミューレンベルギア
ホルデュウムジュバダム
4種類のグラスがあり、通年庭を彩っています。

グラスは優秀なカラーリーフプランツです。


Carex buchananii

赤褐色、白、茶と色合いの混じる葉立が上がり、葉先がカールしています。
草丈60ほどになります。

グラスといってもほぼ「ススキ」
雑草のたくましさを思えば当然なのかもしれません。
品種にもよりますが、秋まで健康に育っていれば越冬も問題ないです。

雑草の仲間といっても、
園芸品種になるものは色が変わっていたり、葉先がカールしたりと面白く美しいです。
大きくなると株分けが必要になります。
我が家のグラスも3年目に入って根元が盛り上がってきたので、
今年はブキャナニー、フェスツカグラウカは株分けが必要そうです。
秋に葉を刈り込みますが、その時一緒に根を分けます。
秋になったら様子を更新します。
こぼれたタネで簡単に増えるので、大きい株を諦めて小さい株と交換しても良いかと思います。

冬〜春

葉は品種によっては枯れないのでそのままにしていても良いのですが、
雪の重みで潰れてしまいます。
今年は株も大きくなったので刈り込んで(様子)います。
潰れた結果地面について枯れた部分が混じって、
春に立ち上がってきてもみすぼらしくなるので
春には新しい芽が沢山出ることですし、一旦坊主頭みたいになってしまいますが、
カットした方がスッキリします。

好みの環境も種類毎にあったりしますが、基本的にはたくましく、どこでも育ちます。
葉を伸ばす植物なので、刈り込んだ後の芽吹き時期に私はチッ素を多めの肥料を少量あげていますが、
何もしなくてもよく育ちます。
宿根ボーダーにも使われる(植え付け時の元肥のみ)植物なので、株のコントロール以外では放置です。

春〜夏

5月も末になる頃、刈り込んであった葉が美しく伸びて形も揃います。
2017.5.30














大きな株になると、6月末には穂をつけます。
零れ種で増えるので、穂先は落ちる前に刈り込みます。
特にホルディウムの穂はとても可愛いです。
ドライフラワーなどに使う場合は青いうちに切ってしまう方が良いです。
大きすぎるなぁと思ったら、この時一緒に葉も切ってしまったりしています。
それでもどこからともなく小さい分身が芽吹いてくるので、
必要ならば残したり移植したり、必要なければすぐに抜いてしまいます。


2017.7.7 ちびっこブキャナニー
穂が出るこの時期、小さい分身達が目につき始めます
 Festuca glauca
2017.7.7 フェツスカの穂

Hordeum jubatum
2017.7.7 ホルディウムの穂

Carex buchananii
2017.7.7 カレックスの穂

※ミューレンベルキアは移植時に元株が枯れてしまって
今は小さい株になってます。
写真はわかりにくいので載せていません。(越冬はします)

夏〜盛夏

盛夏にはまだ早い7月ですが、2017年7月の札幌は連日の真夏日です。
ホルディウムは日本では1年草扱いになっていますが、
涼しい北海道では、夏を越します。
例年ホルディウムは、根元が青々としたまま秋口を迎えますが、
4日間真夏日が続いた後、穂になっていない青葉の部分が枯れこんできました。
もしかすると、この株は今年で終わるかもしれません。
越夏のラインは30℃以上の連続にあるようです。
たまの真夏日超えは乗り越えてきたのですが、この後も見守りたいと思います。
北海道でも枯れる年もたまにはあるということで、
小さなホルディウムを2、3株スペアとして育成しておくと安心でしょう。
(今年芽吹いた小さな株は、秋まで穂をつけないので、枯れません)


また穂が出た後、夏場のフェツスカはロゼット様に広がってしまいます。
だらしなく見えるし、地面に触れたところは後々枯れるので、
外に広がった部分を思い切って刈り込みます。
穂の根元部分は一度黄色くなりますが、周りの葉がすぐに伸びてきます。

穂をつけたまま、広がっているフェツスカ
周りにも迷惑

こちらは穂を落とし、葉も刈り込んだ。
今時期はとなりのスモークツリーが主役






2017.7.11更新

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