魔法の庭は科学室

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2017年4月27日木曜日

ヒースガーデンの管理(冬〜春

Heath gardens winter~spring



我が家のヒースガーデンの構成要素は
カルーナ、エリカ、ダボエキア、コケモモ、姫シャクナゲ、ヒソップです。
他にワタスゲ、イブキジャコウソウなども植わっています。

コケモモ、姫シャクナゲ、ダボエキアは葉が厚く、
葉の残ったままなんとなく春を迎えるのですが、
カルーナ、ヒソップは葉が枯れます。
この2種は管理方法が違うので、間違わないように気をつけましょう。

カルーナの様子です。
カルーナは雪解けすぐは枯れていないようでも
その後変色しほぼ枯れて見えます。
その枯れた葉がまるで更新されるように新芽が出て来ます。
「枯れた枝だから」と切ってしまうと、葉のでるべき枝がなくなってしまいます。
根元から新芽が出るわけではないのです。
これはエリカも同様です。

エリカの方が芽吹きが遅く
カルーナの2週間後でした。

カルーナの新芽(4月下旬)

Calluna vulgaris



エリカの新芽(5月中旬)

  Erica



ヒソップは春先、枝の根元から10cmくらいのところまでに
たくさん新芽が出ます。

旧枝にも雪の中でついた新芽がありますが、
それは雪解け後、ほとんど枯れてしまいます。

上2枚の写真は雪解け後に
実験的に新芽を残して25cmくらい残して切ったもの
下の1枚は積雪前の時点で旧枝を根元から10cmほどで刈り込んだものです。

春に改めて新しく出てくる新芽がのびのびとしています。
残した枝は後で刈り込んでしまいましょう。
(本当は雪前が正解。でも株が育っているので気にせず切っちゃいます)

Hyssopus



実験の結果からも根元から10cm残して刈り込む方が、
枝を残すよりも良いということです。

ヒソップは根元からのびた緑色の若い枝が美しく、香りもよく、花も咲きます。
旧枝の芽は春先の寒風に耐えればそのまま伸びますが、
根元が木化して高さが出てコントロールしにくくなります。
また常に根元から新芽が出るので、
茶色い木化した枝がお化けのように残ってしまいます。

ヒソップも3年目には株がかなり大きくなるので、
大きくして自然の風合いを残したい場合以外は
どんどん刈り込んで行きましょう。

ただし、根から直接新芽が出るわけではないので、
根元から10cmは残して切りましょう!!

温かくなってからの管理については
にて紹介しています。

※ロシアンセージもヒソップと同じ管理方法になります。

 2021.6.13 更新

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